「髭剃りをするとカミソリ負けする…」
「ブツブツとした赤みを抑える薬が欲しい…」
毎日の髭剃りは肌へのダメージが大。カミソリ負けは見た目の印象を悪くするので、しっかりと対策をしたいところですよね。
この記事では、カミソリ負けに効く薬についてお話していきます。炎症を抑えて目立たせなくし、症状が悪化するのを抑えてくれるので、ぜひ参考にしてください。
カミソリ負けとは

カミソリ負けに効く薬を見て行く前に、まずはカミソリ負けがどのような症状なのか理解しましょう。
カミソリ負け=尋常性毛瘡(じんじょうせいもうそう)
私たちが普段耳にするいわゆるカミソリ負けは、病名としては「尋常性毛瘡(じんじょうせいもうそう)」というものです。
カミソリなどで毛を剃ったときに、お肌を傷つけてしまい、細菌が入り込むことで起きてしまいます。

上記の写真はイメージですが、髭剃りによって肌の表面が傷つき、その隙間から黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が入り込むことでカミソリ負けになるのです。
カミソリ負けによくみられる症状
カミソリ負けの主な症状は、
- 赤いぶつぶつとした発疹
- 広範囲のかゆみや膿
- 稀に痛み
などが上げられます。
先ほどお伝えしたように、カミソリ負けは傷口から「黄色ブドウ球菌」や「表皮ブドウ球菌」が入り込み、炎症を起こしている状態。
そのまま放置して置くと、なかなかキレイに治りません。
そのため、カミソリ負けを治すためには、殺菌成分の入った市販薬を使用して炎症を抑えるのが効果的。
また、アルコールや添加物を多く含んだ保湿クリームや化粧水は、症状を悪化させる可能性があるので使用しないでください。
◆皮膚科などの病院を受診すべきかどうかの判断について
以下のような場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
- カミソリ負けによる炎症部分や化膿している部分が広範囲の場合
- 痛みが強い場合
- 何度も繰り返し症状が出る場合
- 市販薬を使用しても良くならない場合
- 水泡になっている場合
- 皮膚の症状に留まらず、発熱や倦怠感などの症状がある場合
カミソリ負けと思っていたものが、実はカミソリ負けではなかった…という可能性もあるので、早めに病院を受診しましょう。
カミソリ負けに効果的な市販薬
軽度のカミソリ負けの場合には、市販薬を使用して自分で治療を試みることもできます。
カミソリ負けに効果的な市販薬をご紹介しますので、参考にしてください。
オロナインH軟膏

家庭の常備薬としても馴染みの深い「オロナインH軟膏」。
主成分はクロルヘキシジングルコン酸塩液で、殺菌・消毒薬として広く用いられている成分です。
ニキビや吹出物にも使われることが多く、カミソリ負けの症状を緩和する市販薬としておすすめです。
お馴染みの軟膏タイプのお薬で、使い慣れている人も多いでしょう。一般的なドラッグストアなどでも手に入りやすい軟膏薬です。
カミソリ負けは事前対策が重要!

ここまでカミソリ負けに効く市販薬を紹介してきましたが、カミソリ負けの対策で重要なのは、「治療」よりも「予防」。
カミソリ負けをしないように肌へのダメージを減らすのが大切です。
そこでここからは、カミソリ負けを起こさないための正しいケア方法(正しい髭剃りの方法)について紹介していきます。
1.カミソリや電気シェーバーの使用期限を守ろう

カミソリ負けを避けるためには、「切れ味の良い」「清潔な」カミソリや電気シェーバーを使うのが大切です。
刃が古くて切れ味が下がると、その分肌への負担が増えます。さらに、刃に雑菌などが残っていると傷口から菌が入り込み、炎症を起こしやすくなります。
まずはカミソリや電気シェーバーの使用期限を守り、定期的に刃を交換しましょう。
◆使用期限の目安
・電気シェーバー
…外刃は1年に1回
…内刃は2年に1回
・カミソリの刃
…2週間に1回
2.カミソリより電気シェーバーを使おう

電気シェーバーは、刃が直接肌に触れない仕組みになっているため、カミソリよりも肌への負担が少ないです。
出典:NIKKEI STYLE
また、実は電気シェーバーの方が経済的。
何度も替え刃を購入しなければいけないカミソリとは異なり、電気シェーバーは1〜2年は使えるので、結果として安くなります。
どの電気シェーバーを購入すればいいか分からない…という男性は、以下の記事をご覧ください。
https://datsumouman.com/articles/40316
https://datsumouman.com/articles/425
3.シェービングクリームを使おう

T字カミソリで髭剃りをしている方は、シェービングクリームを必ず使用しましょう。
シェービングクリームは、刃の滑りを滑らかにしてくれるので、カミソリ負けから肌を守ってくれます。
その他にも、シェービングクリームは以下のような効果を期待することができます。
◆シェービングクリームの効果
カミソリの摩擦を減らす効果
髭にうるおいを与え、髭を剃りやすくします。小さな力でスムーズに髭を剃ることができるため、肌への負担を軽減することができます。また、刃とお肌の間の層となり、肌を保護してくれます。
保湿効果
カミソリ負けは肌の乾燥が大きな原因。シェービングクリームには、髭剃りをする時の肌の潤いを保つ効果があります。
髭剃り後のお肌を落ち着かせる鎮静効果
シェービングフォームの成分にもよりますが、髭剃り後のお肌を落ち着かせ、爽快感を得られるタイプのものがあります。
剃った場所がわかりやすい
刃が何度も同じ場所を往復すると、お肌への負担が大きくなります。シェービングクリームを使うことで、剃った場所がわかりやすく、無駄な往復を減らすことができます。
クリームのほかに、シェービングフォームやジェルなど様々なタイプがありますので、使用感の好みや自分のお肌に合った成分などから選びましょう。
また、石けんやボディソープをシェービングクリーム代わりにする人も多いですが、石けん・ボディソープはお肌の皮脂を落としてしまうのでカミソリ負けの原因になります。
髭剃り専用のシェービングクリームを使用しましょう。
https://datsumouman.com/articles/919
4.化粧水で保湿をしよう

カミソリ負けをしないためには、髭剃り後に「保湿」をすることが大切。
髭剃り後は下の写真の「右の状態」になりやすく、保湿をしないと水分が逃げて行ってしまいます。

乾燥はカミソリ負けの原因なので、髭剃り後は化粧水でしっかりと保湿しましょう。
お肌をほどよく保湿し整えることで、髭剃りによるダメージや小さな傷を回復する環境ができます。
安いものなら500円程度で購入できるので、化粧水で保湿をする習慣をつけましょう。
5.カミソリ負けが嫌なら永久脱毛をしよう

「電気シェーバーに変えた」
「シェービングクリームを使っている」
それでもカミソリ負けをする…という方におすすめなのが「ヒゲの永久脱毛」。
ヒゲの毛根を破壊してしまい、ヒゲを生えないようにすればカミソリ負けに悩むこともなくなります。
カミソリ負けの「根本的な治療」とも言えますね。
まとめ:カミソリ負けは予防が大切!
髭剃り後のお肌のトラブルとして悩んでいる人の多い「カミソリ負け」。
今回はカミソリ負けに効果的な市販薬やカミソリ負けを予防する方法について紹介しました。
軽度のカミソリ負けであれば、市販薬で治すことができますが、カミソリ負けの範囲が広い場合や痛みが強い場合には、早めに病院を受診しましょう。
また、もう一度剃刀負けの対策を見たい方は「カミソリ負けは事前対策が重要!」からご覧になれます。
参考リンク:
カミソリ負けで悩んでいる方には、電気シェーバーの使用をおすすめします。以下の記事でおすすめの電気シェーバーを紹介しているので参考にしてください。
https://datsumouman.com/articles/40316