髭剃りをした後にできる赤いブツブツや肌のヒリヒリ感などの「カミソリ負け」。
カミソリ負けを避けるためにも、シェービングクリームを使ったり電気シェーバーを使って慎重に髭剃りをしている方も多いでしょう。
しかし、ふとした拍子にできてしまうのがカミソリ負け。カミソリ負けは肌の痛みだけでなく、清潔感に欠けてしまうので見た目にもマイナスですよね。
そこで今回は、カミソリ負けの原因をはじめ、カミソリ負けしないための対策や治し方を紹介していきます。
そもそもカミソリ負けとは?

そもそもカミソリ負けとは、カミソリで肌が傷つき、細菌が入り込むことで赤いブツブツや痛みが引き起こされる肌トラブルのこと。病名としては「尋常性毛瘡(じんじょうせいもうそう)」と言います。
また、赤いブツブツや痛みがなくても、髭剃りをした後にかゆくなる場合は軽度のカミソリ負けです。
さらに、毛が太いあごひげや口髭は、肌が受けるダメージが大きく、悪化しやすいので注意が必要です。
◆カミソリ負けの症状
カミソリ負けの主な症状は、「赤いブツブツとした発疹」「出血」「広範囲のかゆみや膿」「稀に強い痛み」です。
カミソリ負けは治ったりできたりを繰り返し、キレイに治らないのでしっかりと対策を取りましょう。
カミソリ負けになる5つの原因と対策

まずは、カミソリ負けを引き起こす原因についてしっかり理解しておきましょう。カミソリ負けになる5つの原因を紹介していきます。
1.乾燥した肌を剃っている

顔に何も塗らずそのままカミソリで剃る「から剃り」は、肌へのダメージがとても強く、カミソリ負けの原因となります。
乾燥した肌は肌のバリア機能が弱っている状態。乾燥した肌を剃ると、皮脂膜が傷ついて細菌やアレルゲンが侵入しやすく、カミソリ負けになりやすいです。
いくら正しい剃り方をしても、肌が乾燥していてはカミソリ負けになる可能性が高いので、何よりも乾燥を避ける…というのが大切です。
◆対策:プレシェーブローションかシェービングジェルを使う
プレシェーブローションやシェービングジェルは肌を保護してくれる上に、ヒゲを柔らかくして剃りやすくしてくれる優れものです。
T字カミソリを使っている方だけでなく、電気シェーバーを使っている方も必ず使うようにしましょう。
特に、ジェルタイプのものは肌の上で伸ばしやすく、色も半透明なので、剃り残しを確認しながら剃ることができおすすめです。
2.カミソリや電気シェーバーのお手入れをしていない(刃を交換していない)

カミソリや電気シェーバーのお手入れをサボると、雑菌が繁殖してカミソリ負けしやすくなります。
また、使い続けることで切れ味が悪くなり、なんども同じ箇所を剃る必要があるのでカミソリ負けの原因になります。
お風呂のような湿気の多いところに放置したり、替刃交換の時期を守らないのはNG。カミソリも電気シェーバーも、使用後はよく水洗いして、しっかりと乾燥させるのが基本です。
直接肌に触れるものなので、カミソリ負けのリスクを減らすためにも、清潔なカミソリや電気シェーバーを使うようにしましょう。
◆対策:カミソリの刃の寿命を把握して、適宜交換する
カミソリや電気シェーバーの刃は定期的に新しいものに換えるようにしましょう。
カミソリの刃が錆びていたり、切れ味が悪くなってきたなと感じたら取り換え時。毎日髭剃りをする方は以下が目安です。
- カミソリ:1週間程度
- 電気シェーバー:1年〜1年半
3.逆剃りをしすぎている

いくら清潔なカミソリを使っても、誤った剃り方をするとカミソリ負けしてしまいます。カミソリ負けを起こす原因として代表的なのが「逆剃り」です。
毛の流れに逆らい、下から上に向けて剃る「逆剃り」は、皮膚まで引っ張られてしまうため肌荒れしやすいです。
◆対策:正しい剃り方でシェービングを行う
毎日行う髭剃りですが、意外と正しい剃り方を知らない人が少なくありません。少しでも肌に与える負担を減らすために、正しい剃り方を覚えておきましょう。
シェービングの際は、軽く優しく剃ることを心がけてください。強い力で何度も剃ることはNGです。
そして、カミソリを使うときは基本の「順剃り」で。順剃りは毛の流れに合わせた剃り方なので、肌への負担を抑えることができます。
肌への負担を最小限にしつつキレイに剃るためには、まずは基本の順剃りで全体を剃り、毛が残った部分だけ逆剃りするのがポイントです。
4.同じ場所を何度も剃ったり必要以上に力を入れて剃っている

出勤や通学前の慌ただしい朝は、時間に余裕がなく、つい髭剃りも雑になりがちですよね。
何度も同じ場所をシェービングすると、お肌がボロボロ状態になってしまいます。一度剃るだけでも肌にとっては大きな負担になるのに、何度も何度も力を入れて同じ場所を剃り続ければ、ダメージはどんどん蓄積されることに。
特に皮膚が薄く、ダメージを受けやすい口周りは注意が必要です。
5.アフターケアをしていない

髭を剃ると肌の角質も一緒に削れてしまい、上記の図のようなバリア機能が低下した状態になって、カミソリ負けしてしまいます。乾燥肌は菌が入り込みやすく炎症も起こしやすいので、シェービング後は必ず保湿ケアを行いましょう。
◆対策:化粧水で必ずアフターケアを行う
化粧水を使うことで、肌のコンディションが整い、肌荒れがしにくくなります。髭剃りをして洗顔をしたらすぐに化粧水を使う…習慣にしましょう。
カミソリ負けしてしまった時の対処方法

カミソリ負けをしてしまったら、なるべく早く炎症を抑えたいですよね。あまりにも症状がひどかったり、長期間治らなかったりする場合は病院に行くことをおすすめしますが、市販の薬でもカミソリ負けの症状を抑えることができます。
症状が軽いカミソリ負けなら、メンソレータムやオロナインを使って自宅で治療できるので、是非使ってみてください。
出血してしまった時はオロナインH軟膏を使おう

出血してしまった場合は、傷にも効果があるオロナインを使うのがおすすめです。
オロナインには、殺菌作用や止血効果のある成分が含まれているため、出血の伴うカミソリ負けにはピッタリ。
ドラッグストアなどで手軽に手に入れることができるので、応急処置用に持っておくと便利ですよ。
カミソリ負けから解放されるためにはヒゲの永久脱毛がおすすめ!
カミソリ負けしないように髭剃りに気を使っていても、敏感肌や肌が弱い方はカミソリ負けしてしまいますよね。
髭剃りをするたびに肌荒れしてしまい、髭を剃るのが嫌になっている男性も多いでしょう。
そんな方におすすめなのがヒゲの永久脱毛。ヒゲを永久脱毛してしまえば、髭剃りをすることがなくなるので、必然的にカミソリ負けもなくなります。
カミソリ負けに悩んでいる方はヒゲ脱毛を検討してみてくださいね♪
カミソリ負けに関するQ&A
最後に、カミソリ負けに関してよくある疑問を、Q&A形式でまとめたので参考にしてください。
カミソリ負けに関するQ&A
Q1:T字カミソリと電気シェーバーはどちらの方がカミソリ負けしやすいの?
Q2:電気シェーバーでもカミソリ負けはする?
Q3:アフターケアに化粧水と乳液の両方は必須?
Q4:男性にとって脱毛は行きにくいのですが・・・
Q1:T字カミソリと電気シェーバーはどちらの方がカミソリ負けしやすいの?
A:T字カミソリの方がカミソリ負けしやすいです。
T字カミソリが刃を直接肌にあてて剃っているのに対し、電気シェーバーは内刃と外刃を使って髭を挟んで剃っているので肌への負担が少ないです。
深剃りしやすくキレイに剃れるという理由からT字カミソリを愛用している人も多いですが、肌への優しさを重視するなら、電気シェーバーを使うことのがおすすめ。
肌トラブルに悩んでいるカミソリ派の方は、電気シェーバーに変えることで大幅にカミソリ負けを改善できる可能性があるので、試してみてください。
https://datsumouman.com/articles/40316
Q2:電気シェーバーでもカミソリ負けはする?
A:電気シェーバーでもカミソリ負けをすることがあります。
安全性が高く、カミソリ負けが起きにくい電気シェーバーですが、カミソリ負けをすることもあります。
というのも、電気シェーバーの方がカミソリに比べて肌への負担は少ないですが、摩擦が全くないわけではないからです。
電気シェーバーを使う場合でも、プレシェーブローションやシェービングクリームを使ってヒゲを剃りやすくしましょう。
https://datsumouman.com/articles/919
Q3:アフターケアに化粧水と乳液の両方は必須?
A:最低限、化粧水を使いましょう。
化粧水は必ず使用し、さらに乾燥肌の方は乳液も追加しましょう。
また、二つも使うのが面倒だ…という方はオールインワンタイプのものを使うのもおすすめです。
オールインワンは、化粧水と乳液両方の役割を兼ね備えたもので、これ一つで髭剃り後のケアと日常のスキンケアをまかなえます。
Q4:男性にとって脱毛は行きにくいのですが・・・
A:通いやすいクリニックも増えています。
脱毛クリニック(脱毛サロン)というと女性が通っているイメージが強いかもしれませんが、近年は男性専用のクリニックも増えているので通いやすいですよ。
髭剃りを続ける限りカミソリ負けの悩みはなくなりません。今は男性の脱毛も珍しくはないので、肌に優しく確実な方法を探しているなら、ヒゲの永久脱毛を検討してみてください。
【参考】男性脱毛のゴリラクリニックでヒゲ脱毛を体験!

まとめ:カミソリ負けは事前の予防で防ごう!
厄介なカミソリ負けですが、原因と対策を知っておくことでダメージを大幅に軽減することができます。
カミソリ負けのリスクを減らすためには、正しいカミソリの使い方と保湿を心がけましょう。また、ヒゲ脱毛という手段もおすすめです。
自分に合った対処法を見つけて、カミソリ負けから肌を守ってくださいね。
もう一度、カミソリ負けの原因と対策を見たい方は「カミソリ負けになる5つの原因と対策」からご覧になれます。
参考リンク:
カミソリ負けが気になる方には、ヒゲ脱毛をおすすめします。髭剃りで肌が傷つくことがなくなるので、清潔感のある綺麗な肌を手に入れることができますよ。以下でヒゲ脱毛におすすめのクリニックを紹介しているので参考にしてくださいね。


